Monotype Fonts を使用してフォントを保存して整理し、将来のインスピレーションに備えましょう。

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クリエイティブな感性を持つ人であればあるほど、日常のあらゆる場面でインスピレーションを得ているものです。もちろん、その胸躍るような気づきの瞬間は、自然や芸術といった崇高な源から生まれることもあります。しかし、牛乳の広告看板や、モーニングコーヒーに注がれたミルクの模様といった、思いがけない、平凡ですらある日常の場面からひらめきが訪れることもあるでしょう。
多くのデザイナが実践しているように、ご自身もそのようなアイデアをふとした瞬間にキャッチし、いつでも見返せるように記録しておきたいはずです。
Monotype Fonts Library は、そういった運命的なフォントとの出会いを後押しするために作られています。特定のプロジェクトに使えそうなフォントをライブラリで探して保存したり、全く異なるデザインのインスピレーションを湧かせるフォントに出会ったりするかもしれません。いずれにしても、現在の仕事を中断することなく、その場で魅力的なフォントを逃さず保存し、あとから使えるようにしておきたいものです。そして、お気に入りのフォントを見返すときには、簡単にアクセスできるように整理されていることも重要です。
Monotype Fonts は、フォントの保存と、保存したフォントの整理の両方を、これまで以上にシンプルに実現できます。その使い方をご紹介します。

お気に入りのフォントを保存して活用しましょう。
Monotype Fonts Library を使えば、ブラウジングを中断することなく、気になるフォントやフォントファミリーを簡単にお気に入り登録できます。方法はとても簡単で、気に入ったフォントの横にあるハートマーク(🤍)をクリックするだけです。お気に入り登録したフォントには、ピンクのハート(❤️)が表示されます。お気に入り登録したフォントは、既定で「マイライブラリ」内の「お気に入り」フォルダーに保存されますが、あとから他のリストに移動させることも可能です(詳しい方法は次のセクションでご紹介します)。
さらに便利なことに、Monotype デスクトップアプリでもお気に入りのフォントを確認することができます。デザインプログラム上で「同期」ボタンをクリックするだけで、フォントの有効化・無効化が手軽に行えるので、実際のプロジェクトで使い勝手を試すことができます。
お気に入りのフォントペアを見つけましょう。
お気に入り登録できるのは、単体のフォントやフォントファミリーだけではありません。相性の良いフォントペアもあとで参照するために保存できます。 Monotype Fonts の高度な「フォントペアリングツール」 を使用しても、ランダムにブラウジングしても、希望にぴったり合うフォントペアを見つけるのは難しいものです。そのため、見つけたその瞬間にフォントペアを保存しておくことが重要です。
始めるには、ペアアイコンをクリックして、ご希望に応じてさまざまなペアをお試しください。その後、個別のフォントと同じように、ハートアイコンをクリックしてフォントペアをお気に入りに追加してください。「マイライブラリ」の「お気に入りペア」セクションに移動すると、お気に入り登録したフォントペアを確認し、整理することができます。
ヘルプセンターのこの記事をご覧いただくと、Monotype Fonts を使用したお気に入りフォントペアの保存に関するより詳細なアドバイスが得られます。

保存したフォントを整理しましょう。
フォント、フォントファミリー、フォントペアをいくつか保存したら、次はコレクションの整理を始めましょう。これにより、将来のプロジェクトにおいて、保存したフォントを簡単に見返すことができます。Monotype Fonts でお気に入りのフォントの整理に使用できる主なツールは次のとおりです。
フォントリスト。
フォントリストは、Monotype Fonts でのフォント整理の基本ツールです。パーソナルなフォントリストを作成しましょう。用途やデザインの雰囲気、自分好みの分類など、ご自身のスタイルに合った方法で保存したフォントを整理することができます。
リストを作るには、左のサイドバーにある「新規作成」ボタンをクリックして「フォントリスト」を選びましょう。作成した新たなフォントリストはサイドバーに表示されます。フォントリストを開いて、選択したフォントを追加してみましょう。
フォントリストの共有。
同僚とフォントコレクションを共有する理由はさまざまです。例えば、共有プロジェクトにおいて複数の書体オプションの中から全員で選ぶ場合や、次のクリエイティブな提案や雑誌の版で使用する最終的なフォントリストに全員がアクセスする必要がある場合などです。幸いなことに、Monotype Fonts は、そのような共同作業にもぴったりです。
共有フォルダー内のリストにフォントを追加したり、パーソナルなフォントリストを作成して共有したりすれば、共同作業者も簡単にフォントにアクセスできるようになります。フォントリストやフォルダーを共有するには、「アクセスを共有」アイコン( )をクリックします。なお、一部のユーザーはフォントリストを共有できない場合がありますが、「マイライブラリ」の「共有されたアイテム」から、他のユーザーが共有したフォントリストを確認できます。
ヘルプセンターのこの記事をご覧いただくと、フォントリストの共有に関するより詳細なアドバイスが得られます。

フォルダー。
フォントリストは、フォルダーやサブフォルダーに分類することで、より細かく整理できます。フォルダーを作成するには、左のサイドバーにある「新規作成」ボタンをクリックし、「フォルダー」を選びましょう。作成したフォルダーはサイドバーに表示され、いつでも簡単にアクセスできます。
フォントリストは、大量のフォルダーとサブフォルダーで細かく分類することも、わずか数個のフォルダーで比較的シンプルに管理することもできます。ご自身のスタイルに合った方法で整理してください。
例えば、「プロジェクト別」「商品別」「タイトル別」「キャンペーン別」などの用途ごとにフォントを分類しておくと、ブランドの一貫性が保たれ、現在使用中のフォントにもすばやくアクセスできます。
なお、フォルダーにフォント自体を直接追加することはできませんが、複数のフォントリストをひとつのフォルダーにまとめたり、フォルダーの中にさらに別のフォルダーを入れたりすることは可能です。