Type Tester でぴったりのフォントを見つけましょう。

Type Tester でぴったりのフォントを見つけましょう。

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プロジェクトに最適と思って選んだフォントが、いざ自分の文章に合わせてみると、なんだかしっくりこない。こんな経験はありませんか?

Monotype Fonts の Type Tester は、そのようなフラストレーションや無駄な時間を避けるために作られたツールです。このツールにテキストを入力すると、ご自身が検討しているフォントではどのように見えるかを確認できます。これにより、フォントを選ぶ前にデザインがどうなるかを想像することができます。

また、フォントの異なるさまざまな文字がどう見えるかを詳細にチェックすることもできます。「上にフックのない『a』の形はこのタイトルにふさわしいか?」「この大文字の『Q』は、私のブランドのスタイルや雰囲気に合っているか?」といった細かい部分まで確認できます。

これらの利点をすべて持つ Type Tester は、Monotype のユーザーにとって、フォントの検索や発見に欠かせないツールとなっています。しかし、実はその機能はそれだけに留まりません。この貴重なツールの使い方を説明しますので、すべてのプロジェクトにぴったりのフォントを見つけるために最大限に活用してください。

 

Type Tester の使い方。

Type Tester を初めてお使いですか?ここでは基本的な概要を説明します。

「ブラウズ」ページで、テストしたいテキスト(例えば、デザイン中の新しい広告キャンペーンの見出しなど)を入力するだけで、各フォントがカスタムテキストで表示されます。ぴったりのフォントを探すためにフィルターや検索バーを使用するときも、テキストは表示されたままなので、ブラウジング中も各フォントがどう表示されるかを確認できます。まず、テキストに最も合うフォントを比較します。特定のフォントに決めたら、「ファミリー詳細」に移動して、フォントファミリーページでテキストを試し、さらに詳しく確認しましょう。

サンプルテキストはタイプグリッドに重ねて表示され、ベースライン、エックスハイト、キャップハイト、アセント、ディセントといった主要なフォント属性を視覚化します。このグリッドは、ロゴやモノグラムのフォントを選択する場合に特に役立ちます。

また、フォントサイズはスライダで自由に変更可能です。最小 9 ピクセル(「マイクロテキスト」)から、最大 288 ピクセル以上(「スーパー」)まで調整できます。さらに、スライダで高さ、太さ、傾きなどの軸を調整しながら、さまざまなスタイルの可変フォントを試すこともできます。

右上にある「ダークモード」の切り替えボタンをクリックすると、計画中のプロジェクトのカラースキームに応じて、デフォルト表示(明るい背景に暗い文字)とダークモード(暗い背景に明るい文字)を切り替えることができます。

Type Tester は、Monotype Fonts のブラウザ内だけでなく、Monotype デスクトップアプリ内でもご利用いただけます。

どのフォントを同期して有効化するか決めましょう。

Monotype Fonts のサブスクリプションには、ライブラリ内のすべてのフォントを自由に試せるプロトタイピング機能が含まれています。お使いのデザインアプリで、15 万種類以上のフォントを数クリックで簡単にテストすることができます。

とはいえ、25 万種類ものフォントをすべてデザインアプリでチェックするのは現実的ではありません。そこでおすすめなのが、Type Tester の活用です。デザインアプリでフォントを使用する前にテキストがどのように表示されるかを視覚的に確認できるので、プロジェクトでどのフォントを「候補リスト」に入れて同期/有効化すべきかがわかります。
 

フォントの候補リストを作成するためのヒント:タイトルや見出しはデザインに大きな影響を与えます。さまざまなフォントでテストしてから、お気に入りのフォントを同期して残りのテキストで試してください。さらに、デザインで使用する予定の特殊文字(例:セディーユ、ウムラウト、チルダ)のテストに重点を置いてください。細かいことかもしれませんが、完成品に非常に大きな影響を与えます。

特殊文字の言語サポートを確認しましょう。

Monotype Fonts Library は、特殊文字を含む、ほぼすべての言語とアルファベットに対応するフォントを提供しています。

プロジェクトのフォントを決める際に、完璧なフォントを見つけた後で、ラテン文字でない必要な文字に対応していないことに気づくというのは、最も避けたい事態でしょう。

これを防ぐ一つの方法は、言語サポートで検索結果をフィルタリングすることです。しかし、もっと手早く確認するには Type Tester を活用するのが便利です。使用する特殊文字を直接入力するだけで、検索結果がそれらの文字をサポートしているかが一目で分かります。

コンピュータの既定フォントをテストして比較しましょう。

新しいフォントを探す手間を省き、以前に同期したフォントを再利用したい場合は、マイライブラリの「同期済みフォント」セクション(Web アプリまたはデスクトップアプリ)に移動します。そこから、フォントをすばやくテストして、コンピュータの既定フォントの中からどれを使用するかを決定できます。これには、(例えばオペレーティングシステムの一部として)コンピュータに最初からインストールされているフォントであるシステムフォントも含まれます。