コンデンスドコンテンダ

大規模な書体ファミリーの多くにはコンデンスドスタイルがありますが、必ずではありません。見出し専用の書体の中には、コンデンスドプロポーションしかないのに、「レギュラー」スタイルとしてパッケージ化されているものもあります。名前は重要ではありません。重要なのはデザインです。そのデザインがどれだけあなたの作品に適しているかです。また、フォント名に「コンプレスト」という言葉が使われている場合があります。これは一般に、コンデンスドスタイルよりも幅が狭いものです。一方、通常の幅より広いプロポーションを表す「ワイド」や「エクステンド」などの言葉が使われているものもあります。繰り返しますが、これはデザインごとに異なります。可変フォントの中には、コンデンスドからエクステンドまで広げることが可能な幅軸があるものがあります。これは、私が今までお伝えしてきた可変速トレンドの一面です。幅軸のある可変フォントは、アニメーションにした時に文字どおりに躍らせることができます。同じ書体のさまざまなウエイトと幅を使用することで、デザインの中に調和と序列を構築することができます。

コンデンスドタイプスタイルは、プロポーションがすべてです。見出しに必要な全体の行長とスペースが短くなるだけでなく、多くの場合、一般的なテキストスタイルより文字の間隔が縮まります。手がけているブランドによりますが、見出しに使用される書体は、全体的な美観の中で強力な役割を担う場合があります。それでは、外観と実用性で厳選した、優れたコンデンスドオプションを持つ書体ファミリーをいくつか見てみましょう。