Neue Frutiger World Pan-CCJK

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フォント管理
Monotype Studio 監修
Monotype の最高峰となる Pan-Asian 書体コレクションは、関連する 3 つのファミリーで構成されています。互いに調和するようにすべてが ヒューマニストスタイルとして設計され、ラテン文字やその他の文字体系における広範囲のサンセリフ体ファミリーでデザインされています。
M XiangHe Hei、Tazugane Gothic、および Seol Sans ファミリーは、ラテン文字向けに Neue Frutiger を採用しており、Neue Frutiger World と美しく調和します。

M XiangHe Hei® SC Std
M XiangHe Hei 書体は、伝統的な手書き風のストロークと現代的なレターフォームを融合させ、伝統的な書道とヒューマニストデザインとのバランスを慎重に取ったものです。優雅に舞う鶴の滑らかな動きにちなんで名付けられた M XiangHe Hei 書体は、ページの上を滑っているかに見えるようにデザインされ、筆画の一部は、数百年もの歴史を持つ日常的な筆記スタイルである楷書体から派生したストロークを取り入れています。
M XiangHe Hei は、ラテン文字に Neue Frutiger を備え、Neue Frutiger World と、Monotype の CJK 書体である たづがね角ゴシックInfo(日本)および Seol Sans(韓国)と調和します。

M XiangHe Hei® SC Pro
M XiangHe Hei は、自社のビジュアルアイデンティティを維持することを目指し、簡体字を使用して一貫したトーンでコミュニケーションを図ろうとする、サンセリフラテン書体を使用しているグローバルブランドにとって理想的な選択肢です。
M XiangHe Hei 書体には、簡体字と繁体字の両スタイルがあります。簡体字版には、Standard(GB-2312)と Pro(GB-18030)の2種類の文字セットがあります。8,099 のグリフからなる Standard 文字セットは、通常、デスクトップや Web 上のたいていの商用アプリケーションでの使用範囲を十分カバーするものとなります。29,380 のグリフからなる Pro 文字セットは、中国国内の出荷用ハードウェアやソフトウェアで必要になるものです。

たづがね角ゴシック
たづがね角ゴシックとたづがね角ゴシックInfo は、関連する 2 つの日本語書体ファミリーです。たづがね角ゴシックは、Monotype の歴史における初めてのオリジナルの日本語書体です。このサンセリフ体は、日本人が最も親しみを感じ、広く使用されるスタイルにおける新たな基準を確立することを目指してデザインされました。その目的は、雑誌、書籍、またはその他の印刷物、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイス、ブランディングおよびコーポレートアイデンティティシステム、さらには建築物、高速道路、公共交通機関の標識を含む、現代の多様なタイポグラフィ上のニーズに応えることです。
「今日使われている仮名文字は、9 世紀以前に縦書き文字として発展した伝統的な文字を起源としています。その名残りで、一部の文字は縦長のデザインとなっており、それを横組みにすると、文字間に大きな隙間が生まれることがあります」と小林章は説明します。

たづがね角ゴシックInfo
たづがね角ゴシックInfo は、たづがね角ゴシックと対をなす輪郭のはっきりとした書体であり、横組み用に作成されました。特にスマートフォン、情報案内パネル、カーナビゲーションシステムなど、日本の小説、新聞、雑誌で伝統的に使用される縦組みに依存しない媒体にとって、非常に
たづがね角ゴシックInfo は、横組み用書体のニーズに応えるだけでなく、対をなすたづがね角ゴシックの人間的なタッチよりも、幾何学的で控え目な外観となっています。スムースで途切れのない流れを生み出すために、文字の水平方向のストロークが強調されています。
「たづがね角ゴシックは、自然で親しみやすいトーンが求められる仕事に最適ですが、たづがね角ゴシックInfo は、よりソリッドな外観となっています」と小林章は語ります。「2 つのオプションを用意することで、情報やブランドメッセージを伝える際に適切なトーンをより選びやすくなればと願っています」

Seol Sans®
Seol Sans のデザインは、ハングルを扱うデザイナーにとって新たな選択肢を提供する書体であり、特にラテン文字とハングルを組み合わせる際にタイポグラフィ上の摩擦を避けたいと考える場合に適しています。ヒューマニスト系ラテン書体と調和するハングルフォントの選択肢は限られたものしかありません。
Monotype の最初のオリジナル韓国語デザインである Seol Sans は、ハングルの伝統的なリジットでハードなデザインに対してヒューマニスト的なアプローチを取っています。Seol Sans のデザインは、手書き文字の自然な曲線により近くなっています。Seol Sans は、ラテン文字に Neue Frutiger を備え、Neue Frutiger World と、Monotype の CJK 書体であるたづがね角ゴシックInfo(日本)および M XiangHe Hei(中国)と調和します。Seol Sans は、自社のビジュアルアイデンティティを維持することを目指し、韓国マーケットにおいて一貫したトーンでコミュニケーションを図る、サンセリフ書体を使用しているグローバルブランドにとって理想的な選択肢です。